呉服屋ではめずらしく早くより販売のかたわら30年前よりシミ抜きが自分にできないものかと試行錯誤しながら歳月をかけてやっと独自の技法が到達した時、たいていの着物は言うことを聞いてくれるようになりました。着物は生き物　反応が早いです。時々やんちゃな着物も廻ってきますが、それは仕立、シミ抜き、着付けにも言えることです。

最近 街中で見かける 若い娘さんたちの 個性豊かな着こなしは、アンティークきものや、レンタル着物の高い安いにかかわらず、着たいと想う心を大切に見守りたいものです。

若い娘さんに「着物にはまった瞬間は？」　というアンケートで一番多かったのは・・・

• 祖母の形見の着物の山を見たとき、私が着たい！と思った。
• 中学生の頃、母方の祖母の付下げを見たとき、こんな美しい着るモノがあるなんて！
• 自分サイズに仕立て直した祖母の着物に袖を通して鏡に映った着物姿の自分を見て、　意外と・・・これは・・・・・イケる。
• きものって素敵じゃん、日本の きものって おっしゃれ！！
  

着物は日本古来の伝統工芸、私も着物大好き人間です。
文楽、日舞、お茶、お花　全ての習い事に共通点があります。
きものを通じて日本の心、家族愛を育んでほしいと思います。
きものを通じてお母様のぬくもりをぜひ娘から孫へと伝えてください。